わが絵筆に狂いあり

黒澤 明 （映画監督）
---------------------------------------------------------------
1910（明治43）年3月23日、東京府荏原郡大井町（現在の東京都品川区東大井）生まれ。
幼少の頃、映画を観ることは「教育上好ましい」と語る父に連れられて、よく映画見物に出かけていた。西部劇や連続活劇など、洋画をよく観ていたという。
1927（昭和2）年、中学卒業後、画家になることを志し、美術学校（現・東京藝術大学美術学部）を受験するが失敗した。しかし、画家の道を諦めきれず、川端画学校に通って洋画を勉強。1928（昭和3）年、二科展に「静物」が入選。同年、造形美術研究所（のちのプロレタリア美術研究所）に入る。1929（昭和4）年、日本プロレタリア美術家同盟に参加し、洋画家・岡本唐貴（白土三平の実父）に絵を教わる。
1936（昭和11）年、画業に見切りをつけて新聞広告で見たP.C.L.映画製作所（後に東宝と合併）の助監督募集に応募し、100倍の難関を突破して4月に入社する。
谷口千吉の推薦によって、主に山本嘉次郎監督の下で助監督を務め、『藤十郎の恋』や『綴方教室』などを担当した。また、山本の助言でシナリオを書くようになり、1941（昭和16）年に書いた『達磨寺のドイツ人』は、映画化はされなかったものの評論家の間では話題となり、伊丹万作からも絶賛された。
1943（昭和18）年、『姿三四郎』で監督デビュー。作品はヒットし、新人監督に贈られる山中貞雄賞を受賞。戦後公開第1作は、『わが青春に悔なし』で、翌1947（昭和22）年に、焼跡の市井の人にスポットをあてた『素晴らしき日曜日』を発表し、毎日映画コンクール監督賞を受賞。東宝の看板監督の一人となった。
また1946（昭和21）年、山本嘉次郎が審査委員長を務めた東宝ニューフェイスのオーディションにおいて、撮影助手志望だったが、何かの手違いで俳優オーディションの面接を受けていた三船敏郎を目撃。本来は落選となっていた三船だが、一目ぼれした黒澤は山本に直訴までして採用。三船のデビュー作『銀嶺の果て』では既に脚本を執筆（主演は志村喬）。1948（昭和23）年、『醉いどれ天使』で三船を自作に起用し、以来黒澤作品の常連俳優となった。
1950（昭和25）年、大映で『羅生門』を撮影。人間不信のテーマを含む難解な作品であったため、国内での評価はあまり高くはなかった。一方で、海外では大きな反響を呼び、1951（昭和26）年、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞 名誉賞を受賞。その映像感覚が国際的に注目され、「世界のクロサワ」と呼ばれるきっかけとなった。1954（昭和29）年、1年以上の製作期間と大規模な製作費をかけた大型時代劇『七人の侍』を発表。作品は大ヒットし、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞。現在に至るまで映画史上の名作として国内外で高く評価されている。
代表作は他に『生きる』『用心棒』『赤ひげ』などがある。
海外からも製作のオファーがあり、『暴走機関車』や『トラ！トラ！トラ！』などは途中で降板したが、1975（昭和50）年、ソビエト連邦から招かれ、ごく少数の日本人スタッフを連れてソ連に渡り『デルス・ウザーラ』を撮り、それまでの作風と異なり極めて静的なものであったために日本国内では評価が分かれたが、モスクワ映画祭金賞、アカデミー外国語映画賞を受賞した。
1998（平成10）年9月6日、88歳で死去。
（wikipediaより引用）
---------------------------------------------------------------
＜その他の著名人＞
北大路 魯山人【陶芸家、書家、料理研究家】
ジョーン・クロフォード 【女優】
ウェルナー・フォン・ブラウン 【ロケット技術者】
川上 哲治【野球】
犬塚 弘　元《クレージーキャッツ》【タレント】
戸川 昌子【作家、歌手】
マーク・ライデル【映画監督】
ミヒャエル・ハネケ【映画監督、脚本家】
田原 アルノ【声優】
伊倉 一恵【声優】
大沢 逸美 【女優】
七瀬 なつみ【女優】
古舘 寛治【俳優】
天山 広吉【格闘家/プロレス】
ミシェル・モナハン 【女優】
お誕生日おめでとうございます。