わが絵筆に狂いあり

月亭可朝 （落語家）
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1938（昭和13）年3月10日、神奈川県横浜市生まれ。
大学入試に失敗したのちの1958（昭和33）年（1959年とする資料もある）、3代目林家染丸に入門。林家染奴の高座名を与えられ、1959（昭和34）年4月に大阪・千日劇場で初舞台を踏んだ。しかし間もなく3代目染丸の元を破門され、1961（昭和36）年、3代目染丸に紹介された3代目桂米朝に再入門。2代目桂小米朝と改名する。
1967年ころに現在の芸名になったのは、当時所属していた吉本興業の社長・林正之助が自社の専属落語家の名前に「小」が付いているのが気に入らないと、該当する芸人に改名を促したのがきっかけである。桂小春団治（のちの2代目露の五郎兵衛）と小米朝は他社に春団治・米朝がいるため改名を決断。当初、米朝がいくつかの名を用意したが、小米朝は全て拒否し、「米朝の『朝』のつく名が欲しい」と言った。また、「桂」や「笑福亭」などの上方落語の一般的な亭号も拒否した。結局、小米朝は長年途絶えていた桂派の由緒ある亭号で、幕末から明治にかけて活動した「初代桂文枝四天王」の一人・2代目月亭文都にちなむ亭号「月亭」をいただくことになり、名は尊敬していた8代目三笑亭可楽の「可」と米朝の「朝」を組み合わせ、「初代月亭可朝」を襲名した。
以降、本業の落語の他に自作の歌を使った漫談で放送の世界に売り出す。はじめはギターを持たなかったがフォークブームにあやかり、即席の歌手になりすました。代表曲である『嘆きのボイン』は、ある日の営業先のプールで「それにふさわしい歌」として即興で作られたもので「ボインやでぇ」のフレーズは流行語となった。「歌笑曲」と称するこれら一連のコミックソングはレコード化され、大ヒットを記録。お笑い芸人が歌のレコードをリリースする嚆矢となった。
政治活動家としては、1971（昭和46）年、第9回参院選に全国区から無所属で出馬。「一夫多妻制の確立と、風呂屋の男湯と女湯の仕切を外すこと」を公約とするが、落選。当時の選挙戦で選挙カーを高速道路で走りながら演説していた。
2001（平成13）年には第19回参院選に自由連合公認で比例代表区から出馬したが、再度落選。自由連合では政策審議会審議委員を務めた。このほか、大阪市議選にも出馬した経験がある。
弟子に月亭八方など、孫弟子に八光や方正などを持ち、「月亭一門」を形成している。
（wikipediaより引用）
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